☀️えがおの日記☀️
マイ・バディ
キャンディが虹の橋を渡りました。
肩に、触らないとわからないくらいの膨らみができてから、半年くらいで私の頭より大きな腫瘍になりました。 手術するなら断脚、それでも取りきれない状態。抗がん剤も効きにくい腫瘍。治る見込みもないのに、11才のキャンディに、麻酔のリスクは必要だろうか…迷いました。
先生に「出きる事はありますか?」と尋ねると答えは「NO」それでむしろスッキリしました。後で「こうしていたら…」と思わずに済むのだから、その中で出来る事をしよう、と腹を決めました。
歩けなくならないよう、排泄だけでも、と散歩に連れ出し。歩きにくそうなキャンディを「行くよ!」と叱りながら。全く鬼です。
預かりワンコがピークを越えて落ち着いた頃、立てなくなりました。待っていてくれたのだと思います。介助すれば出来ていた排泄や食事も、やがて出来なくなってきて。ご飯も嫌がるようになり、何なら食べるの?と偶然たどり着いたのは焼きいもと🍠ステーキ🥩
お肉は。豚も鳥も🆖牛肉オンリー、しかも薄切りは🆖 ステーキのみ。「かあさん破産しちゃうよー💧」と言いながら、毎日お芋を買いに行き、朝からステーキを焼いて。 「美味しいねー🎵」と一緒につまんだり。今まで、こんな風にキャンディだけの時間を持ったことがなく、最初で最後の2人の時間でした。
やがてお芋を食べなくなり、ステーキにも顔を背けるようになり…ただ1度だけ、何か気配がして、見るとキャンディが立ち上がってこちらに歩いて来ました。ほんの三歩位だけど、好きだった和室に入って丸まりました。
それでも肩の腫瘍はどんどん大きくなり、やがて自壊し始めました。反対側は褥瘡。少し体をや動かすだけで嫌な音がして、体液が吹き出すのがわかりました。生食で洗って薬をつけ、あとは毎晩の点滴。出来る事は、それくらいでした。
預かりワンコさんが来るので、キャンディの好きだった和室にシートを敷いて、ケアをして添い寝して。
🐶も🐱も何度も看取ってきたし、癌で亡くした子も何人もいます。でも、大型犬の介護は初めてでした。キャンディはこの先必要になる事を、私に経験させて教えてくれました。本当に親孝行で、立派な子でした。
キャンディだったから、今の仕事も出来たと思います。 キャンディがいたから、凹んでも気持ちを保って来れたのだと思います。たった2年しかいなかったのに、こんなにも喪失感が大きいとは思いませんでした。
後悔は沢山あって、でも、それで何か変わる訳ではないし、泣いていても時間は過ぎていきます。キャンディの前に看取ったドーベルマンとはまた、違う意味で最高の相棒でした。
母さんがいくまで、アンジュと待っててね。先に行ってしまった、お預かりワンコもいるし、みんなで母さんの愚痴でも話ながら待っててね。
愛してるよ、キャンディ。 母さんの子になってくれて、ありがとう